最恐?噂のライアンエアーに乗ってみた 搭乗レポ


YouTubeで検索をかけるとイギリスのテレビ局が潜入調査した『恐るべき実態』がトップに出てくる悪評高いヨーロッパ大手格安航空会社『ライアンエアー(Ryan Air)』にバルセロナからマルタまで搭乗したので実際どうだったのかレビュー。

【簡単説明】ライアンエアーについて

どんな航空会社?

アイルランドの航空会社でサービスを徹底的に削除して機内食、飲み斧、預け入れ荷物などがすべて有料、究極にコスト削減した格安航空会社で有名。

またチケットをプリントアウトしないと罰金、荷物が規定よりも少し重いor大きいと罰金など取れるところからお金をふんだんに取っており罰金を取られた人などからの悪評が数多くある。

安く乗るために

ライアンエアーには以下の通り『Standard Fare』、『Plus』、『Flexi Plus』の3種類のチケットがあり

Standard FarePlusFlexi Plus
  • 手荷物1個(40cm x 20cm x 25cm)
  • プライオリティ&2つの機内持ち込み手荷物
  • 一般の座席指定無料
  • 20kgまでの預け入れ荷物
  • プライオリティ&2つの機内持ち込み手荷物
  • 全ての席座席指定無料
  • ファストレーン
  • 空港での無料チェックイン
  • 時間変更可能

一番安く乗るなら『Standard Fare』のチケットで購入すること。ただし手荷物1個しか持ち込むことしか出来ないため注意が必要。

『Plus』には20kgの預け入れ荷物が付いていますが『Flexi Plus』には付いていないので注意。

時間変更を無料で行いたい人は『Flexi Plus』を選択することをオススメします。(LCCだし選択する人はあまりいなさそうですが・・・。)

快適に乗るためには

ライアンエアーは預け入れ荷物が有料で2つ機内持ち込み手荷物の場合も有料。まずはシチュエーションごとに4つのタイプに分けたので自分の当てはまるタイプを見て乗ってほしい。

①手荷物が1個ある人で預け入れ荷物無し(手荷物1)

Priorityオプション(Priority & 2 Cabin bags)無しで航空券を買うだけ。手荷物 (40cm x 20cm x 25cm)

②手荷物が1個ある人で預け入れ荷物あり(手荷物1+預け入れ1)

Priorityオプション(Priority & 2 Cabin bags)無しで航空券を買う時に預け入れ荷物のオプションを付ける。

③手荷物が2個ある人で預け入れ荷物無し(手荷物2)

Priorityオプション(Priority & 2 Cabin bags)ありで航空券を買うだけ。手荷物 2つ (40cm x 20cm x 25cm)+ (55 x 40 x 20cm)

④手荷物が2個ある人で預け入れ荷物あり(手荷物2+預け入れ)

Priorityオプション(Priority & 2 Cabin bags)ありで航空券を買う時に預け入れ荷物のオプションを付ける。手荷物 2つ (40cm x 20cm x 25cm)+ (55 x 40 x 20cm)

正直Priorityオプションは6ユーロなので出来れば付けたいところ。ただしチケット購入時に一緒に購入しておくこと。

預け入れ荷物料金について

荷物購入時予約購入後予約詳細
手荷物無料無料全てのプランに付いています
プライオリティ&2個の手荷物(Priority & 2 Cabin Bags)6-10ユーロ6-10ユーロ 
10kg 預け入れ荷物10-12ユーロ10-12ユーロ 
20kg 預け入れ荷物25ユーロ40ユーロ 繁忙期は10ユーロの追加料金
1kgあたりの超過料金n/a11ユーロ チケットデスクでのみ購入可

預け入れ荷物の重量を超過すると1kg11ユーロと高額請求されるので注意。

詳しいことは公式サイトに

ライアンエアー Fees (公式サイト-英語)

実際に乗ってみた

バルセロナ早朝発

自分が乗ったのはバルセロナ発マルタ着のライアンエアー1527便(FR1527)に搭乗しました。この便、日によって19:20分発だったり8:10発だったりするので注意が必要。今回はバルセロナT2 06:40発 マルタ 08:50着の早朝便に。プライオリティと20kgの預け入れ荷物を付けて50ユーロ。

早朝便でなおかつLCCなので最低でも2時間前には到着しないといけない。バルセロナ中心部からナイトバスを使う場合は深夜の2時3時に起きて支度しないといけないのがネック。

バルセロナのナイトバスを使ってバルセロナ空港まで

週末で人通りもあり深夜でも治安は悪くなかったです。(個人的感想)

チェックイン

このライアンエアーという航空会社、結構曲者で『Flexi Plus』以外の種類を持ってる人は2時間前までにオンラインチェックインをしなくてはならず忘れて当日空港でチェックインした場合55ユーロ取られます。

また公式アプリでボーディングチケットを表示することができスマホだけで完結させることも出来ます。ただアプリのボーディングチケットが使えない空港があったりイギリス発着の便はビザチェックの関係でスタンプを押すので印刷したチケットを必ず用意しましょう。

というかライアンエアーに乗る場合はチケットを印刷しましょう。

ちなみにアプリのボーディングチケットが使えない空港は以下の通り

  • アガディール・アル・マシーラ空港(Agadir)
  • エッサウィラ・マガドー空港(Essaouira)
  • フェズ=サイス空港(Fez)
  • ナドール国際空港(Nador )
  • ウジャ=アンガ空港(Oujda)
  • マラケシュ・メナラ空港(Marrakesh)
  • ラバト=サレ空港(Rabat)
  • イブン・バットゥータ国際空港(Tangier)
  • ケファロニア(Kefalonia)
  • ネア・アンヒアロス空港(Volos)

搭乗

LCCにしては珍しくボーディングブリッジでの搭乗。(早朝だから使用料が安い?)普通ならタラップなのでありがたいです。

LCCにしては(二度目)広いんじゃないでしょうか?前に乗ったイージージェットやその後に乗ったマルタ航空(今度記事にします)と比べたら快適です。ただし座席は倒れません。

シート間の間はそこそこ

安全のしおりは前の座席に貼り付けて機内冊子は無し。軽食などのメニューはアプリをダウンロードして見てね、と紙資源を一切使わない究極のコストカット&合理化。ここまでくると清々しくて好きです。

悪評絶えない航空会社だったのでメチャクチャ窮屈にして奴隷の如く乗客をギリギリまで乗せてると思ってました。(偏見)

今回の搭乗率は90%くらい。

流石は時間にシビアなLCC。出発時間通りに出発しました。

機内エンターテイメント&機内食

機内エンターテイメントと機内食は飛行機の楽しみと言っても過言ではありませんがライアンエアーは

一切ありません

まあLCCなので当たり前といったら当たり前です。機内エンターテイメントはないので映画や本などを入れたスマホやタブレットを用意しましょう。

食事は販売でソフトドリンクや軽食などを販売しています。気になる人は公式アプリをダウンロードしよう!

空港で販売している値段と大差ないので機内で買ってもいいと思います。

乗ってみた感想

悪評高い航空会社だったので恐る恐るでしたが乗ってみるとLCCとしては普通。正直言って悪くなかったです。トラブルもなかったため快適なフライトでした。CAはLCCらしくそっけない感じでしたが特に悪いというわけでもなくとやかく言われたりしなかったのでむしろ良かったです。

ヨーロッパ旅行で周遊したいけどお金を節約してなるべく早く回りたいという人にはうってつけな航空会社だと感じました。

だたヨーロッパにはイージージェット(easyJet)というLCCも飛んでいるので値段比較で安いほうを選択したほうがいいかも。

また日本人もちらほら(たぶん留学生)搭乗しており通路挟んで向かいの席に座った日本人の方(連絡先を交換して後日マルタ島で一緒に食事しました)と話しました。どうやら留学している学校の休みで一泊二日の弾丸バルセロナ旅行をしているとのこと。


チラ裏
バルセロナ空港に設置してあった自販機で1本3ユーロの水を買おうとしてpaywave決済したら出てこず時間差で1本出てきてなぜか6ユーロ請求された不思議。

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